賢慮の思考法

コース概要
講座概要

組織で働く人々が管理職になればなるほど、専門知識の重要性は低下し、知識労働者を導くための知恵と叡智の重要性が増してきます。本講座では、人類と地球の共通善に基づき、より望ましい持続可能な未来に向けて、自分自身・チーム・組織をリードする必要がある人たちのために、より賢慮な思考へのアプローチを共有します。

この講座では、創造的思考、批判的思考、規範的思考の3つのカテゴリーに分類された思考スキルである「賢慮の思考のバランス型三脚」を紹介します。これらは、組織が問題解決や戦略策定、イノベーションを起こす際に活用することができます。また、弊社創業者が開発したTDATransdisciplinary Analogy学祭類比法)というメソドロジーは、創造的思考法と同時に叡智開発ツールとして紹介されています。この講座の目的は、問題解決とイノベーションの両方の目的のために、人間が活躍するあらゆる分野の概念を理解・活用し、他のどの分野にでも適用できる「プロのゼネラリスト」としてのメンタリティと能力を身につけることです。

受講対象者
  • 新しい統合的思考スキルを身につけたいと考えている個人貢献者やマネージャーの方
  • 創造的思考力と批判的思考力のバランスをとり、すべてのステークホルダーにとって最適なソリューションを開発したい個人貢献者、またはマネージャーの方
  • 人類と地球の共通善に最も貢献する方法で、新しい製品、サービス、ビジネスを創造したい個人貢献者またはマネジャーの方
  • 組織内の異なる機能や分野を横断的かつ効果的にリードしたいと考える、専門的な機能や部門の管理者またはリーダーの方
  • 研究機関、企業、政府における多分野的・学際的なプロジェクトのリーダーやチームメンバー の方
  • 従業員の統合的思考力を高めたいと考えている人材育成の専門家の方
本講座を受講すべき理由
  • 組織の問題解決やイノベーションのために、自分自身やチームの思考力をパワーアップさせることができます。
  • 叡智を集約した解決策を開発し、共通善のために最適なイノベーションを起こすために、思考のバランスをとり、導くことができます。
  • 叡智とは何か、そして自分自身の叡智をどのように開発すればよいかを理解できます。
  • 自分独自の才能と知識を、一見無関係に見える他の分野に適用し、問題解決とイノベーションを起こす練習ができます。
  • 現在、組織内で専門家としての役割を担っている場合でも、「プロのジェネラリスト」としてのスキルと自信を身につけることができます。
  • 講座修了時には、賢慮の思考法認定証が発行されます。
学習内容

賢慮の思考法の目的

叡智の概要

  • 思考スタイルとグローバルな差異
  • 叡智関連の研究概要
  • 実践知と叡智

賢慮の思考法のバランス型三脚

  • 創造的思考への取り組み

(何ができるか?)

チェックリスト、フォースフィット、アナロジー等

  • 批判的思考への取り組み

(どのようにして選択肢を改善できるか?)

ロジックツリー、PPMI、評価マトリクス等

  • 規範的思考への取り組み

(何をすべきか?)

内部思考:ミッション、ビジョン、戦略的整合性

外部思考:共通善、社会的責任、持続可能性、倫理観

自己の叡智を養成する

  • プロのジェネラリストとして自己を成長させる

チームと組織の叡智を促進・集約する

チーフ・フィロソフィカル・オフィサーの役割

 個人の行動計画

学習方法
  • 本講座は、組織のニーズに合わせて、対面式、オンラインライブ、ハイブリッド、オンデマンドのビデオ形式で、内容やスケジュールをカスタマイズして提供することができます。
  • 特定の分野やスキルに優先順位をつけたり、より深く掘り下げるために講座内容を追加・変更することも可能です。
  • 講座全体を通して、講師は各ツールの分かりやすい例と、これらのツールを使ってチームを促進する方法について十分なヒントを提供します。
  • 本講座では、紹介されたツールを使って、実際の問題やミニケーススタディをグループで徹底的に演習し、講師や他参加者からのフィードバックも豊富に提供されます。
  • 講座は、英語、日本語、ポルトガル語のいずれかで実施されます。
  • ライブのオンライン講座やハイブリッド講座では、Miroオンライン・ホワイトボード・プラットフォームを、Zoom(またはお客様が指定した他のビデオ会議プラットフォーム)と組み合わせて、カスタムテンプレートで使用します。
  • 講座は、例えば、追加ツールや追加モジュールを含めることで強化することができます。
    1. 創造的問題解決法
    2. 多文化チームワーク
    3. カスタマーインサイト
    講師について

    ヘンリー・アンダーセンは、明治大学専門職大学院グローバルビジネス研究科の元専任教授で、グローバルマネジメントを担当していました。現在は、米国にある自身の会社TDA Associatesで、創造的問題解決法、多文化チームワーク、カスタマーインサイト、賢慮の思考スキル、グローバル・ウイズダム・リーダーシップの講座を教えています。

    コンサルタントとして、コカ・コーラ、ユニリーバ、ネスレ、フィリップス、ファイザー、米海軍、マツダ、三菱、東芝、キリン、住友といった4大陸で企業のカスタマーインサイトとイノベーション能力の構築を支援してきました。

    大学やコンサルティングの前は、ソニー・ピクチャーズ、三菱重工業、スコット・ペーパー(現在はキンバリー・クラークの一部)などの企業で、米国、日本、ブラジル、英国、オランダを拠点に、国際マーケティング、戦略、イノベーションの担当役員として活躍しました。

    ハーバード大学で日本文学の学士号、コロンビア大学でジャーナリズムの修士号、フランスのINSEADでマーケティングのMBAを取得しています。

    アンダーセンは、三菱重工に勤務していた時に、技術的な課題とマーケティング上の課題の両方を解決するために、「トランスディシプリナリー・アナロジー(TDA)」という独自の創造的思考法・叡智養成法を開発しました。彼の方法論は、国際的なビジネス誌や学術誌で紹介され、6カ国語以上で出版された創造性とイノベーションに関する数多くの書籍に掲載されています。

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